参加者が飲み物を持ち寄って水辺で一斉に乾杯するイベント「水辺で乾杯ｉｎ諏訪湖２０２４」（諏訪湖かわまちづくり上諏訪地区協議会主催）が７日、諏訪市湖畔公園で行われた。地域住民らが諏訪湖畔に集まり、午後７時７分に打ち上げられた花火を合図に全員で乾杯し、家族や仲間と一緒にそれぞれ好みの飲み物を味わった。

「水辺で乾杯」は、新しい水辺活用の可能性を切り開くため官民一体で行う「全国ミズベリングプロジェクト」の事業で、２０１５年に始まった。「川の日」（７月７日）に合わせ、全国各地で行われている。

諏訪湖では20年から関係者で実施していたが、会場周辺一帯が４月に民間事業者の営業などを認める「河川空間のオープン化区域」に指定されたことを受け、湖畔のにぎわい創出につなげようと初めて一般参加を呼び掛けた。会場近くには、屋台やキッチンカーが並び、野外ステージでは有志らの演奏が行われた。

企画運営をした諏訪湖ミズベリング振興協会理事の宮下幸彦さん（65）＝同市＝は「工夫をしながら、地元の人も観光客も諏訪湖畔に来てもらうきっかけになるイベントにしていきたい」と話した。