感染防止のアクリル板が不要になってしばらくたつ。といってもすべて取り払ってしまったわけではなく、我が机では一部をそのまま活用している。予定表やメモを貼るのにちょうどいい▼少し前まで三方をアクリル板に囲まれていた。それはそれで適度な”こもり感”があり、落ち着く感じだった。電話の声が大きいといわれているから”騒音被害”も緩和されてよかったのではないか▼米国の映画やドラマに登場するオフィスはパーティションで仕切られ、まるで個室のよう。そんな米国で驚きの事件が起きた。銀行の事務所で従業員が自分の机に伏したまま亡くなり、発見されるまでに4日近くもかかったというもの。異臭に気付いた人もいたが、下水の臭いだと思ったという。個人主義のお国柄とはいえ、そこまで他人に無関心なのか。もっと早く誰か気付いていれば違った結果になっていたかもしれないと思ってしまう▼ただ、日本でも誰にも看取られないまま亡くなる「孤独死」が社会問題になりつつある。今年上半期に自宅で死亡しているのが見つかった1人暮らしの人は全国で約3万7000人に上り、約8割が65歳以上の高齢者だったという▼高齢化やライフスタイルの多様化で1人暮らしが増えている。一方で地域のつながりは希薄化し、個人主義も強まっていると感じる。周囲に対する無関心という壁を取り払わなければ悲劇は防げない。
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