え?。今年もすでにひと月が過ぎてしまったのか。思わず言葉が口をつく。今日からもう2月なのだ。かつて2月上旬といえば1年で最も寒い時期だったはずだが、最近はなんとなく春の訪れを感じられる季節。マスコミ業界的には行事が少なく「記事が枯れる」時期に感じている▼そんな2月は各自治体が新年度予算を発表する月でもある。国からの交付金を受けない豊かな不交付団体であれば別だが、多くの自治体は交付金なしでは行財政運営がままならない現状で、限られた財源の中でお金をひねり出し、創意工夫を凝らした予算を編成する▼かつて地域振興のために各市町村に一律1億円を交付する「ふるさと創生1億円」という景気の良い事業が行われた。正式には「自ら考え自ら行う地域づくり事業」といい、日本がバブル景気真っただ中の1988~89年に実施された▼その使い道は、自動演奏ピアノの音が流れるトイレ、チャーターしたヘリコプターで村民が上空からふるさとを見るなどさまざまだったが、無計画に箱物を建設したりイベントを開くなどして後に「税金の無駄遣いの典型」とやゆされた事業も多かった▼一方堅実に積み立てた市町村もあったが、地域活性化の「生きた金」として使った自治体がどれだけあったのだろうか。今は「1円でも安く買おう」と店を駆け回る節約時代。税金は1円たりとも無駄にしてほしくないものだ。
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