大規模な山火事や地震、水害などが発生した際に余儀なくされる避難生活。埼玉県八潮市で起きた道路陥没による避難というケースもある。いつどんな事態が発生しても対応できるようにするには、日ごろの備えが大切▼3月1日、6月1日、9月1日、12月1日は「防災用品点検の日」。備蓄する食料や飲料水などは賞味期限があることから定期的な点検を呼び掛けるために、「防災の日」の9月1日をはじめ3カ月に一度巡ってくるよう設定されている▼日本防災士会県支部事務局長の宇佐美智也さん=下諏訪町=は避難生活では飲料水やトイレ、電気などの備えが重要だと指摘する。能登半島地震の被災地で避難所の運営支援に当たったことを踏まえた教訓という。衛生環境は被災者の体調悪化に直結するとし、特に非常用トイレの備蓄が不可欠と訴える▼先日諏訪市内の小学校で開かれた県の出前授業で、児童が地震防災の大切さを学んだと小紙統合版が伝えていた。学校で避難生活を疑似体験したことのある児童は「重い防災バッグは避難する時に担ぐのが大変」と感想。経験に基づく気付きは今後に生きてくるはずだ▼自らを振り返ると昨年8月に南海トラフ地震臨時情報が発表された際に非常用持ち出し袋の中身を確認してからは何もしていない。防災を意識するためには年4回の「点検の日」はサイクルとしてとてもいいのかもしれない。
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