「世界禁煙デー」啓発 諏訪日赤と諏訪市

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院内で禁煙を呼び掛ける丸山プロジェクトリーダー

諏訪赤十字病院と諏訪市健康推進課は「世界禁煙デー」の5月31日、禁煙や受動喫煙防止を呼び掛ける啓発活動を同病院などで行った。喫煙に伴う健康被害を紹介し、病院と市が連携して禁煙を支援する姿勢をアピールした。

同病院は2020年、改正健康増進法を受けて禁煙推進プロジェクトを始動し、毎月2のつく日を禁煙の日として、ポスター掲示やパンフレット配布、吸い殻拾いなどを行っている。市が今年4月に受動喫煙防止条例を施行したことを踏まえ、病院側が打診して初めて合同で活動した。

啓発活動は禁煙週間(5月31日~6月6日)に合わせ、プロジェクトスタッフの医師や看護師ら10人と市健康推進課の保健師ら4人が行った。待合室の外来患者に啓発ティッシュを手渡して禁煙を呼び掛けたほか、禁煙治療に助成する市の補助制度を紹介。加熱式たばこについては、紙巻きたばことほぼ同量のニコチンが体内に入り、受動喫煙にもつながると訴えた。

病院周辺の歩道で吸い殻を拾い集めたほか、市職員は条例で指定した受動喫煙防止重点区域(石彫公園~間欠泉センター)でも啓発活動を展開した。プロジェクトリーダーの丸山史病院長補佐は「今後は企業とも一緒に活動して、地域全体の健康増進につなげていきたい」と話していた。

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