七夕体験、日本に親しむ 外国籍住民と交流会

折り紙の七夕飾りをササに付ける上伊那地方の外国籍住民たち
外国人と地域住民の相互理解を目的に活動する駒ケ根市のボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」は8日、七夕交流会を市ふれあいセンターで開いた。上伊那地方に暮らす外国籍住民が地域の日本人と一緒に折り紙で七夕飾りを手作り。日本に伝わる夏行事に親しんだ。
同団体が週3回開く日本語教室の一環で、この日はブラジル、ベトナム、インドネシア、フィリピン、アメリカの国籍を持つ住民16人と日本人ボランティア14人が参加。折り紙を通じた地域交流などに取り組む同市のボランティア団体「おり姫倶楽部」に教わり、織り姫と彦星の人形などを折ってササに飾った。
参加者は「コーナー(角)をそろえて折ることが難しい…」とこぼしつつも、同倶楽部メンバーに折り方を尋ねて少しずつ折り進め、完成すると笑顔で見せ合った。インドネシア国籍のアデ・ハズ二・ノフィヤンティさん(26)は「七夕を初めて体験した。楽しかったきょうの記憶を思い出せるように(人形は)持ち帰る」と話していた。
地球人ネットワークによると、ササは1カ月ほど同センター玄関付近に設置する。