県内ワイナリーが集結 22、23日「フェス」

22、23の両日開催する「長野ワインフェスティバルinSUWA」をPRする実行委メンバーら=イオン諏訪ステーションパーク店で
茅野、諏訪両市境にある商業施設「諏訪ステーションパーク」で22、23の両日、県産ワインを一堂に集めた「長野ワインフェスティバルinSUWA」が開かれる。茅野市、富士見町、原村でつくる八ケ岳西麓ワインバレーが4月、県の信州ワインバレー構想に追加されたのを記念した初のイベント。県内各地から24のワイナリーが集結して100種類以上を少量カップで販売し、県産ワインの振興と消費拡大につなげる。
八ケ岳西麓からは4ワイナリーが参加。千曲川ワインバレーは8、桔梗ケ原、日本アルプスはそれぞれ5、天竜川は2のワイナリーが出店を予定する。ステーションパーク内駐車場に会場を設け、10枚綴り1100円のチケットを販売する。
1回の試飲に必要なチケットの枚数は各ブースやワインの種類で異なるが、提供量はおおむね60ミリリットルとし、飲み比べが楽しめるようにする。キッチンカーが出店し、ワインに合う料理やスイーツなどを販売。家族連れ用にジュースも用意し、22日は諏訪広域消防の協力で消防車両の乗車体験や防火服の着用体験などを催す。23日も特別イベントを計画している。
同商業施設で店舗を運営するイオンリテールや、イオンモール、広告代理店などでつくる実行委員会の主催。「ワインは敷居が高いイメージがあるが、気軽に楽しめるものとPRしたい。長野県はワイン用のブドウ出荷量が全国1位。特別な日に限らず、おいしい県産ワインを日常の中で楽しんでもらうきっかけになれば」と来場を呼び掛け、「県内ワイナリーの情熱も届けたい」と意気込む。
県とイオンが結ぶ包括的連携協定の地産地消の推進・県産品の販売に関するイベントに位置付ける。3市町村は3月31日付でワイン特区の認定を受けており、特区認定に基づく取り組みにも弾みがつきそうだ。
両日ともに午前10時~午後5時(雨天決行、荒天時は中止)。インスタグラムの公式アカウントで最新情報を発信している。