古民家改装、交流の場に 富士見に複合型施設

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多くの人の交流が広がる場所を目指す複合型施設「とちのきえんがわ」

富士見町とちの木に複合型施設「とちのきえんがわ」がオープンした。築200年ほどの古民家を約1年半かけて改装し、カフェやフリースペースを設置。「人と人をつなぐ場所」をコンセプトに、移住者と住民の交流が広がる場所を目指して運営を始めている。

諏訪地域の自然に魅了され、岐阜県から同町に移住した長崎徳行さん(46)、裕美さん(48)夫妻が立ち上げた。寒天製造の小笠原商店の本社が20年前に伊那市に移転したため、空き家となっていた古民家を再活用。改修には、同町出身で飲食店経営などを手掛けてきた山本佑太さん(37)も加わった。

フリースペースは約85平方メートルに最大6人が座れる机が6台ある。会議に使ったり、ヨガ教室や講演会などを開いたりできる広さがある。

併設のカフェは、初出店となる同町の「日進月歩」が厳選した豆を使ったコーヒー、パウンドケーキなどを提供していて喫茶が楽しめ、茅野市の「cafeMUNOU」はアルコールや一品料理が味わえる。営業日以外は料理教室にも使いたいと考えている。

利用者や住民から要望を聞いてイベントの開催や、併設されている蔵や池の改装を進めたいと話す長崎さん夫妻。「さまざまな人が出会う場になって、地域活性化につながれば」と期待する。

午前10時~午後6時。不定休。問い合わせは同施設インスタグラムへ。

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