赤穂高と韓国・祥明高 姉妹提携の覚書締結

LINEで送る
Pocket

覚書を交わした服部靖之校長とオ・クワンソク校長(右)

赤穂高校(駒ケ根市)と韓国の祥明(さんみょん)高校(ソウル市)は1日、姉妹提携と教育交流協力に関する覚書を締結した。赤穂高で行った締結式には両校の関係者15人が出席。祥明高のオ・クワンソク校長と赤穂高の服部靖之校長が署名した覚書を交わし、将来にわたる両校の交流促進を約束した。

祥明高は全校生徒650人の私立校。同じ系列の祥明中学校が2018年に宮田村宮田中学校と国際交流の覚書を交わしており、同村や赤穂高の小原勇同窓会長=同村在住=が取り持つ縁で今回の提携が実現した。宮田村は17年に韓国の旅行客を誘致する活動に着手。その取り組みの中で祥明の学校関係者と親交を深めてきた。

交流会では赤穂高校書道部員が「友誼」と書き記し、祥明高校関係者に友好の気持ちを伝えた=赤穂高校

覚書には、生徒の相互訪問や授業交流、教員の学術交流、教育を目的とした訪問などの交流を推進する内容を盛り込んでいる。

締結式には、祥明高を運営する学校法人のベ・ヨンソック学園長らも同席した。オ校長は「私たちは力を共にして若い世代の夢がかなうように努めたい」とあいさつ。服部校長は29年度を開校のめどとする赤穂高の総合学科新校への再編に触れ、「新校が目指す学びに異文化理解や国際貢献に関する内容がある。新時代を担う国際感覚の育成を祥明高との交流を通じて育みたい」と述べた。

続いて開いた交流会では、赤穂高書道部の生徒2人が書道パフォーマンスを披露。友達同士の親しい付き合いを意味する「友誼(ゆうぎ)」の文字を堂々と書き、韓国の関係者から大きな拍手が送られた。

おすすめ情報

PAGE TOP