牛山村長が初登庁 原村

職員や支援者らに出迎えられて初登庁する牛山貴広村長=8日午前8時20分ごろ
任期満了に伴う原村長選で初当選した牛山貴広氏(42)が8日、村役場に初登庁した。玄関前で職員や支援者ら約130人に出迎えられ、少し緊張した面持ちで花束を受け取った。「みんなの知恵と力で誰一人取り残さない村を実現する」と力強く述べ、新たな村政をスタートした。
就任式では、職員を代表して宮坂道彦副村長が「地域全体で協力し、一人ひとりが大切にされ、支え合う温かい村づくりをともに目指しましょう」と歓迎。牛山村長は選挙で掲げた公約を改めて示し、村政の方針として▽生涯学び続けられる教育体系の整備▽地域医療の強化と予防医療の推進▽農業の強化とともに地域資源を活用した産業・観光の振興▽環境保全とエコロジーに配慮した取り組み―などを挙げて、「任期中に着実に実現していく。職員とワンチームで村政を進めたい」と呼び掛けた。
元スピードスケート五輪代表で、県内の現職市町村長で最年少となる牛山村長。式後の取材に「スポーツの世界で学んできた失敗を恐れるよりも前に進むことを生かしたい」とし、「トップというよりも住民と役場の間に立っていけたら」と話した。任期は8日から4年。