住宅街にジェラート専門店が自販機 駒ケ根

LINEで送る
Pocket

駒ケ根市の住宅街にジェラート専用自販機を設置した「ジェラテリア宮本屋」の小原紗奈恵店主

駒ケ根市北割二区の住宅街の一角に、ジェラート専用の自動販売機がお目見えした。箕輪町のジェラート店「ジェラテリア宮本屋」が、店に通うにはやや遠い上伊那南部地域の人たちにも、気軽に味わってもらえるようにと7月下旬に設置。地元農産物の素材のおいしさを楽しめる味わいに、連日の暑さも追い風となって、売れ行きは好調という。

伊那中部広域農道の塩木交差点を東に進むと、薄紫色の冷凍自動販売機が見えてくる。販売しているのはカップジェラート。ありそうだけれどもなかった専用自販機で、「県内でも珍しいのでは」と小原紗奈恵店主(39)=同市=。販売機の機能上、ばら売りはできず、商品は種類の異なるジェラートを詰め合わせた5個セットと2個セット。「その場で食べるよりも、持ち帰って家族で食べる人が多いようだ」。1日当たりの販売量は個数に換算すると、約70個。旬の食材を使って手作りしているため量産できず、毎日ほぼ完売状態という。一番人気は、1日ごとに種類が変わり福袋的な面白みのある「なにがでるかな?5個セット」だ。

同店は昨年5月にオープン。砂糖の代わりに水溶性食物繊維イヌリンを使って、甘さ控えめで素材本来の味を楽しめるヘルシーなジェラートを提供する。使用する食材の多くが上伊那地方産。この時期だと、飯島町産夏イチゴのジェラート、駒ケ根市産スイカのシャーベットが人気だ。

小原店主は「暑い時期なので、手土産にもぴったりだと思う」と購入を呼び掛ける。2個セット750円、5個セット1850円。問い合わせは同店(電話0265・75・3180)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP