ビールで賑わいを 伊那商議所が来月イベント

リユースカップ(試作品)で乾杯する伊那商議所賑わい創出特別委員会の関係者
伊那商工会議所の賑わい創出特別委員会(宮下健委員長)は9月2日、ビールをテーマにした飲食イベント「伊那人賑わいガーデン」を伊那市荒井の市創造館屋外特設会場で開く。コロナで疲弊した市内の飲食店を活性化し、街なかのにぎわいを取り戻そうと初めて企画。ビールや各種ドリンクを味わえるほか、ビールに合う料理も提供する。ライブや縁日などもあり、創造館の”昭和レトロ”な雰囲気の中で、子どもから大人までが楽しめるイベントを目指す。
同イベントは入場無料。大手3社のビールとクラフトビールに加え、地元伊那市で醸造しているペッカリービール(同市高遠町)とイナデイズブルーイング(同市西箕輪)の地ビールを用意し、それぞれ1杯500円で提供する。参加者は最初に200円で専用のリユースカップを購入。1杯飲むごとに洗って繰り返し使用する。他にサワーやカクテル、ソフトドリンクなども提供する。
料理は市内の飲食店(21日現在5店舗)がキッチンカーやテントで出店。ピザやタコス、パングラタン、唐揚げ串など、酒に合うだけでなく”ノンアル派”も満足するスペシャルメニューを販売する。昆虫食の提供もあるという。
また、会場には輪投げやストラックアウトなど家族連れでも楽しめる縁日風のアミューズメントエリアも設置。音楽ライブは歌って踊れるポップロックから大人の魅力あふれるジャズまで、多彩なプレーヤーの生演奏がイベントを盛り上げる。
時間は正午から午後7時まで。雨天決行・荒天中止。終了時間を早めに設定することで、参加者が市街地の飲食店に向かう”流れ”をつくる。「イベント参加者にお得なサービスを提供する店を募集している。今のところ10店舗ほど話があり、当日はサービス内容を記載したチラシを配布したい」と同商議所。
宮下委員長は「イベントで魅力ある街づくりにつなげ、地域に活気と元気を与えたい」と抱負。吉澤文男副会頭は「子どもや飲めない人にも楽しんでもらえるように企画した。大勢の方に参加してもらえれば」と呼びかけた。問い合わせは伊那商議所振興課(電話0265・72・7000)へ。