下諏訪と新潟県三条 オンライン移住セミナー

LINEで送る
Pocket

下諏訪町と新潟県三条市、東京の3会場をオンラインでつないで開いた空き家・移住セミナー

下諏訪町と新潟県三条市は27日、「空き家・移住セミナー」を同町と同市、東京の3会場をオンラインでつないで開いた。2部構成で、第1部では空き家の活用事例などを専門家が紹介し、第2部では両市町の魅力を五つのテーマで伝え合う企画を行った。3会場にはオンラインを含め計40人ほどが参加し、地域ごとの移住施策や空き家活用の取り組みに理解を深めた。

両市町の移住担当者が知人であったことが縁で、県をまたいだ連携企画が初めて実現。第1部では、新潟県建築士会の講師が空き家の活用事例を紹介したほか、両市町の移住担当職員らが空き家の活用方法やリノベーションの方法などを紹介し合った。

第2部では、「下諏訪町VS三条市 魅力度5番勝負」と銘打ち、5テーマでそれぞれの地域の特色を各担当者がプレゼンテーションし、参加者が移住したい方に投票した。「自然」のテーマでは同町担当者が「何といっても諏訪湖が魅力。湖周にサイクリングロードがあり、諏訪湖越しには富士山が見える」などとPR。「産業」のテーマで同市担当者は「『燕三条』の地域はものづくりのまちとして発展してきた。世界でも勝負している」などと訴えた。

同点で迎えた最終勝負では、同町の宮坂徹町長と、同市の滝沢亮市長が”参戦”。宮坂町長は同町が縄文時代から「人々の交差点」だったとし、地元の人と移住者が一緒に文化をつくってきた-と特長を紹介した。これに対し、滝沢市長は首都圏の移住希望者向けに医療や教育の充実を訴え、投票ではわずかの差で三条市が勝利した。

宮坂町長は「負けてしまい残念だがそれぞれのいいところを聞かせてもらった」とし、今後の交流に期待した。

おすすめ情報

PAGE TOP