ワカサギ投網漁始まる 諏訪湖

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諏訪湖漁業センターに集まったワカサギを出荷用に分配する諏訪湖漁協の職員

諏訪湖で今季のワカサギ投網漁が始まった。7日は早朝から諏訪、岡谷、下諏訪から5人の漁師が出漁し、計18.4キロを水揚げした。諏訪湖漁業協同組合は「例年の2倍の大きさで、脂の乗りはいい」と期待している。

投網漁は4日に解禁。県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)が7月24日に行った魚群探知機を用いた調査で今年の資源量は昨年同時期の半分程度と推定されたことから、資源確保のため出漁は毎週月曜日と木曜日の週2回、午前5時からの1時間に限った。

7日は、提携する諏訪地方の川魚店15店舗のうち6店舗に渡った。諏訪市内の川魚店は「昔に比べると漁獲量は大きく減ったが、ワカサギを待ってくれている人はたくさんいるので、期待に応えていきたい。今年は大きめで、天ぷらがよく合うね」と話した。

同漁協の藤森惠吉組合長(72)は「ワカサギの資源量だけでなく、高齢化による漁師の減少も課題」と頭を悩ませつつ、「やってみないと分からないが、たくさん獲れることを期待している」と願った。

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