「夜の森テラス」盛況 駒ケ根ファームス

木々に囲まれたウッドデッキで、ビールで乾杯する来場者たち=駒ケ根ファームス
3連休初日の16日、中央アルプス山麓にある観光地・駒ケ根高原の駒ケ根ファームスで、駒ケ根市主催の初イベント「夜の森テラス」が開かれた。厳しい残暑となったこの日、地ビールで喉を潤す大人やヨーヨー釣りなどの縁日で遊ぶ子どもたちでにぎわった。2日間の日程で17日も午後4時にスタートする。
アウトドア目的で昼間に訪れる人が多い高原で、訪れた人の滞在時間延長や宿泊につなげ、観光客や地元業者の収入の増加を狙い企画。木々に囲まれたウッドデッキで開催した「水辺のビアテラス」では、所々に置かれたLEDランタンがムードを演出。友人グループや家族連れなどが地ビールや軽食で乾杯した。
駒ケ根の特産品・すずらん牛乳を使用したすずらんソフトと、白樺高原長門牧場のソフトクリームの食べ比べが楽しめる「もりのソフトクリームやさん」、ヨーヨー釣りや輪投げなどで遊べる「ミニ縁日」は親子連れらに人気。ファームス北側の太田切川に架かるこまくさ橋まで散策を楽しむ人の姿もあった。
いずれも市内在住の50代女性3人組は「地ビールがおいしい。大人だけでなく家族連れが多くていいですね」と感想。市商工観光課は「市民も大勢来てくれている。宿の浴衣姿の人もいて、市内観光客が来てくれた様子。初日から大盛況」と喜ぶ。「大人も子どもも楽しめる。2日目もぜひお出掛けください」と来場を呼び掛けている。
催しに合わせJR駒ケ根駅と会場を結ぶシャトルバスを無料運行。バスの運行表は市ホームページに掲載している。