竹ペレットで猫トイレ 原村の合同会社

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アトリエデフが製造し、森に還すが12月から販売する「竹ペレット猫トイレ」

原村の合同会社「森に還す」は、諏訪地域をはじめ県内で伐採した竹を使った、ペットのトイレ用ペレットの販売を始める。放置竹林問題に取り組む工務店「アトリエデフ」が、富士見町の八ケ岳加工場で製造。環境に優しい天然素材のペレットを使ってもらい、循環型社会の実現や放置竹林の解消につなげたいと期待する。

竹の有効活用を模索する中で、都会の人も手に取れる商品として開発した。竹はアトリエデフの環境事業チームが伐採し、粉末状にして乾燥させ、圧力を加えて固形化。消臭力に優れ、使用後は可燃ごみとして捨てたり畑にまいたりできる。

猫やウサギなどの小動物用で、6リットル入り1袋2200円と12リットル入り3960円(ともに税込み)の2種類。12月から森に還すのホームページで受け付けを開始。アトリエデフでは、お試し用に6リットル入りの販売を始めている。

原料のマダケやハチク5、6本から12リットル(約8キロ)のペレットが製造可能。ゆくゆくは竹林所有者から竹を購入する仕組みを構築するとともに、木を使った燃料用も製品化したいという。

森に還すの増村江利子共同代表は「暮らしの中の製品をプラスチック材から竹材に変えることで、放置竹林問題の出口にしたい」と期待。アトリエデフの大井明弘社長は「厄介者から資源や宝に変え、竹林をつなぐネットワークを作っていきたい」と意気込んでいる。

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