早太郎温泉湯めぐり 26日からキャンペーン

早太郎温泉郷「灯キャンペーン」をPRする関係者
駒ケ根高原の宿泊施設などでつくる早太郎温泉事業協同組合は26日から来年2月末まで、早太郎温泉郷「灯(あかり)キャンペーン」を行う。期間中、駒ケ根市と宮田村の日帰り温泉4施設で6回入浴できる「湯めぐりカード」を1枚3000円で販売。カードを使って2施設以上を利用した人を対象に抽選で共通入浴券が当たる特典も用意する。
夏山や紅葉を目当てに訪れる客が多い高原で、利用者が落ち込む冬場の誘客企画として2020年から実施している。参加する温泉施設は駒ケ根市のこまくさの湯、露天こぶしの湯、すずらん颯と宮田村のこまゆき荘。カードは限定1000枚発行し、11月26日の「いい風呂の日」に合わせ同4施設で販売を始める。
カード購入者には、同組合に加盟する駒ケ根市内の6宿泊施設を利用した際、500円分の館内利用券やオリジナル菓子の贈呈、飲み物代の割引などのサービスを受けられる特典も用意する。サービス内容は各施設で異なる。
キャンペーンは地元客の増加を図る狙いも大きい。同企画を担当するこまゆき荘の小野正博代表は「まだまだ地元の若い層に利用してもらえていない現状がある。肌の角質を取る効果が期待され、『美肌の湯』とされるアルカリ単純温泉を地元の人にも楽しんでほしい」と地元温泉施設の利用を呼び掛けている。
問い合わせは各施設へ。