VRでよみがえる葵町製糸場 岡谷蚕糸博物館

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岡谷蚕糸博物館で開かれている連携展「フランス式・イタリア式・そして諏訪式へ~VRでよみがえった葵町製糸場」

岡谷市郷田の岡谷蚕糸博物館で、東京農工大学科学博物館との連携展「フランス式・イタリア式・そして諏訪式へ~VRでよみがえった葵町製糸場」が開かれている。東京都港区にかつてあった官営2番目の製糸工場「勧工寮葵町製糸場」を復元させた模型や工場の設計図などを展示。VR(仮想現実)で復元した工場の外観や内部を来館者がアバターを操作して、見ることもできる。来年2月18日まで。

葵町製糸場は1873(明治6)年にスイス人技師の設計で建設された。葵町製糸場より前に建てられた官営の富岡製糸所(群馬県)はフランス式の製糸法だが、葵町製糸場はイタリア式で、諏訪地方で多く使われていた諏訪式はフランス式とイタリア式の利点を取り入れた”ハイブリッド”の製糸法と言えるという。

2017年に東京農工大学科学博物館の収蔵庫から葵町製糸場の建設図面41点が見つかり、同博物館が復元を計画。3Dプリンターで外観模型や当時使われていた繰糸機などを製作。VRで工場内部などを再現した。

今展では東京農工大学科学博物館から資料を借り受け、建設図面11点、模型3点、当時を知ることができる錦絵5点などを展示している。岡谷蚕糸博物館の学芸員は「フランス式・イタリア式を経て諏訪式とつながる製糸業の歴史を感じてほしい」と話している。12月23日午後2時からは、同館で東京農工大学科学博物館の齊藤有里加・特任准教授による講演会も開かれる。

開館時間は午前9時~午後5時。水曜日と祝日の翌日、12月29日~1月3日は休館。入館料は一般510円、中高生310円、小学生160円。諏訪6市町村の小中学生と岡谷市在住・在学の高校生は無料。問い合わせは同館(電話0266・23・3489)へ。

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