銭不動を修繕、後世に 中川の常泉寺がCF

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銅板屋根の大部分にさびが発生している銭不動の本尊

中川村大草の常泉寺(安見道壽住職)は、末寺で村指定文化財の銭不動(別名・花井山澄月寺)の改修費の一部を調達しようとクラウドファンディング(CF)を始めた。300年以上の歴史がある銭不動を修繕し、後世につなぐための取り組み。目標金額は50万円で、2024年1月28日まで支援を受け付ける。

同寺などによると、銭不動は1686(貞享3)年の建立で、周囲を里山に囲まれた同村大草の銭地区にある。本尊は高さ30センチほどの木造の不動明王。300年以上前に土中から見つかり、現在の場所にお堂を建てて安置している。

境内には本堂、舞台、小堂2棟がある。しかし、「昭和の大改修」で行われた本堂の銅板屋根の大部分にさびが発生しており、このまま放置すれば雨漏りが起き、建物が損傷する恐れがあるという。

本堂は馬の守護神として信仰があり、かつては4月25日の例祭に近在から集った1000頭を超える馬であふれたとされる。現在は「交通安全の不動尊」として知られており、例祭は祝日の5月3日に行っている。以前は12軒の集落で建物を守っていたが、今は1軒のみが残っている。

同寺では「CFを通して銭不動を多くの人に知ってもらい、この緑豊かな場所に大切な思いを寄せる歴史があったことを後世につなげていければ」と支援を呼び掛ける。

返礼品は不動明王が描かれた御札、5月3日の銭不動例祭の招待券などを用意する。

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