諏訪市公設市場の初市 買い付け勢いよく

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初競りで野菜や果物を勢い良く買い付けていく買受人

諏訪市公設地方卸売市場の初市は5日朝、同市湖南の公設市場であり、市場関係者がだるまの目入れや三本締めで商売繁盛を願い、今年の取引をスタートさせた。青果棟では初競りがあり、買受人たちが競りにかけられた野菜や果物を見定め、威勢の良い掛け声とともに買い付けた。

初市は水産棟、青果棟の順に行われた。青果棟の初競りは施設内に響き渡るベルを合図に始まった。ひな壇に買受人15人が並び、差し出される品物の出来栄えを確認しながら、卸売業者の競り人の呼び掛けに応じて指で値段を示し、イチゴやブドウ、ネギやトマトなど目当ての商品を買い付けていった。

同市場をめぐっては、公設による市場を2025年3月末で廃止し、民間主体の運営形態に移行する。水産物を扱う三印の柴田照夫社長は「ピンチはチャンス。未来に向かって進んでいこう」とあいさつ。青果を担う大永の下村直樹社長も「互いに協力し、地域社会に貢献したい。変化を恐れず、市場を盛り上げていく」と述べた。

諏訪水産物買受人組合の野澤広美組合長は「供給が止まらないようお願いします」、諏訪青果組合の菊池四夫組合長は「この1年で新たな市場のあり方を模索するよう頑張る」と決意を語った。開設者の金子ゆかり市長は「柔軟に変化しつつも、安心安全な食を届ける伝統は変えてはいけない。基軸を見失わないようにしたい」と話していた。

卸売業者によると、能登半島地震を受けて、水産物の取引に目立った影響は出ていない。青果物は、葉物野菜や大根を中心に価格が安定しているという。

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