就農希望者に魅力アピール 伊那でフェア

LINEで送る
Pocket

農業法人のブースで担当者から話を聞く就農希望者ら

県などは6日、担い手の高齢化や減少が進む農業分野に特化した就活イベント「県農業法人等就業フェア」を、伊那市狐島のJA上伊那本所で開いた。就農希望者と農業法人とのマッチングを促し就労に結び付けることを狙いにした、南信地方では初の試み。農業法人の採用意欲の高さを反映し、想定を上回る15社が参加。人材確保に向けて、農薬の使用を抑えて栽培している点や六次産業化に取り組んでいる点など、自社の魅力をアピールした。

県などは、同フェアを昨年まで主に長野市で年に1回開催。ただ、南信地方での就労にはつながりづらく、出展した法人などが地元開催を要望。これらを受けて、今年は伊那、長野の2会場を設けることにした。

南信地方を中心に県内の農業法人が15ブースを出展。野菜や果実を生産する法人が大半で、水稲生産はほとんどなかった。就農希望者側からは中高年層を中心に23組が参加。勤務地や生産品目、給与などの求人情報を参考に、目当てのブースに足を運んだ。人事担当者から、仕事内容や待遇などの説明を受け、法人への理解を深めていた。

将来的な独立を目指し法人で経験を積みたいという県農業大学校1年の学生(18)=駒ケ根市出身=は、「法人選びで重視したいのは、楽しみながら働けること。法人の代表者がたくさん集まっていて、職場の雰囲気がつかみやすいので、良い機会」と精力的にブースを回った。イチゴが主力品目の精農舎(駒ケ根市)は、カフェ経営といった六次産業化や農福連携など多彩に事業を展開していることをアピール。「他業種でも求人が増え人材を確保しづらい状況だが、事業を進める上で、核になれる人材をぜひ見つけたい」と意欲を見せていた。

おすすめ情報

PAGE TOP