食品開発を体験 川岸小6年2組ジャム作り

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自ら試作し考えた味、製法でできたジャムを瓶に詰める児童たち

岡谷市川岸小学校6年2組(児童23人、福澤颯太教諭)は食品を開発、商品化して販売する体験をしたいと地元の農家や食品加工メーカー、公共施設などの協力を得て県内産の梅、ブルーベリーを使ったジャム作りに取り組んでいる。23日には諏訪市湖南の原田商店で、梅のジャムの瓶詰め作業をした。

総合的な学習で昨年5月から児童たちが自主的に取り組む。クラス内で▽本部▽PR▽パッケージ▽店舗▽食材―の五つの部会に分かれて進め、校庭の梅や農家から分けてもらったブルーベリーの実で試作も重ねて、砂糖の配合量や煮込み具合など「一番おいしい味」を見つけた。

販売できる製品にするには業者の力が必要と知り、子どもたちが原田商店に相談。同社にとっても初めての学校連携で商品化にこぎ着けた。子どもたちが提案したジャムの味は図らずも同社が手掛ける製品と甘さ加減、製法ともにほぼ同じで、原田俊社長は子どもたちのセンスに感嘆した。

児童たちは煮たての熱いジャムを瓶に詰め、ふたをする工程を体験。本部を担当する児童(11)は「甘過ぎず、酸っぱ過ぎずバランスの良い味で、果肉が残っていておいしくできた」と話し、「瓶の縁からずれないようにきれいに注ぐのは大変だった。工場の人は朝早くから手作業で頑張っていてすごいと思う」とものづくり現場への理解も深めた。

これまでは収益で卒業パーティーを開くのを目標にしてきたが、商品を通して「地域の人を笑顔にしたい」との気持ちから能登半島地震の被災者にも心を寄せ、収益の一部は義援金にしようと活動に新たな広がりも生まれている。ジャムは2月6日に岡谷市中央町1のイルフプラザで午前10時~午後2時40分に1個400円(税込み)で販売する。

福澤教諭は「工場での作業体験は初めてで、子どもたちはとても楽しみにしてきた。地域の多くの人が協力してくれることに感謝し、校内にはない人のつながりを感じる機会になれば」と期待。原田社長も「ものづくりの仕事は大変な中にやりがいがあることを知ってもらえたら」と願いを込めていた。

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