赤穂東小児童が体験 エル・システマ事業

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スタッフからバイオリンの演奏方法を学ぶ児童=駒ケ根市赤穂東小学校

音楽を通じて子どもたちの生きる力を育む「エル・システマ」事業に今年度から取り組む駒ケ根市は20日、同市赤穂東小学校の児童らを対象とした弦楽器の体験会を同校で開いた。市が同事業に関する協定を結ぶ社団法人エル・システマジャパン(東京都)から講師を招いた初の取り組み。希望する児童27人がバイオリンの演奏を体験し、弦楽合奏の魅力に触れた。

エル・システマは集団での音楽教育を子どもたちに提供するベネズエラ発祥の教育プログラム。協調性や表現力などの社会性を育てる効果が注目されている。市は今年3月に同法人と協定を締結。楽器や教育プログラムの提供、指導講師の派遣などを受けることになり、手始めに保護者向けの説明会を兼ねた体験会を企画した。

冒頭、同法人の菊川穣代表理事は「ベネズエラという遠い国で40年ほど前に始まった、みんなで音楽を楽しむ仕組みです」と事業の概要を分かりやすく説明。続いて来校したスタッフ2人がバイオリンの二重奏を披露し、演奏方法を指導した。

ほとんどの児童はこの日がバイオリン初体験。楽器の持ち方や姿勢、基礎的な演奏方法を学び、わずか10分程度の練習で簡単な合奏にも挑戦した。6年生の女子児童は「バイオリンは意外に軽かった。思ったように音が出なかったけれど、練習すれば上達しそう」「もっと練習して上手になりたい」と笑顔で話していた。

市教育委員会では今後も児童・保護者向けの体験会を開き、同事業への理解を深めてもらう考え。その後希望者を募り、児童向けの弦楽器教室を開講する方針だ。

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