茅野市の尖石遺跡 隣接畑地で範囲確認調査へ

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遺跡範囲確認調査のエリア

茅野市は、特別史跡「尖石石器時代遺跡」(豊平)に隣接する民有畑地で、11月から遺跡の範囲確認調査を始める。これまでの史跡内調査で、民有地との境界際から住居跡とみられる穴も見つかっており、確認調査により境界を確定させ、特別史跡を適切保存し、次世代に伝えていくとともに、今後のまちづくり、人づくりに生かしていく。

特別史跡は、尖石遺跡と与助尾根遺跡に挟まれた谷を含む計約67000平方メートル。調査は「尖石石器時代遺跡保存管理計画書」(2016年3月策定)に沿い、文化庁と協議の上、地権者の承諾を得て実施する。

計画によると、対象地は尖石遺跡の西側約12000平方メートルで、A~Cの3エリア=図参照=に分けて調査する。長さ数メートル、幅1・5メートル、深さ0・4~1メートルほどの調査溝をそれぞれ約15~20本掘り、遺構を主に、遺物の有無も調べる。時期なども明らかにする。

今年度はCエリア約3500平方メートルで行う。5、6人で調査し、1カ月程度で完了させる予定。調査事業費は文化庁の補助金も含めて172万円。A、Bエリアは来年度調査する計画。市尖石縄文考古館の担当者は「1990年からの史跡内調査で、境界際から住居跡とみられる穴も見つかっており、(範囲確認調査で)史跡外に縄文中期前半ごろの住居のまとまりがある可能性もある」としている。

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