農地”天井”で太陽光発電 茅野に営農型施設

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茅野市玉川神之原の農地に設置された営農型太陽光発電施設

農地に支柱を立ててその上に太陽光パネルを据え付け、農業を続けながら発電事業を同時に行う営農型太陽光発電施設が、茅野市玉川神之原に設置された。農地を所有する田島好人さん(34)が事業者で、発電した電力は農作物の栽培に使用するとともに残りを売電し、農業収入に加えた安定収入を確保して持続可能な農業経営を目指す。7、8の両日、現場見学会を開く。

営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)は、日の光を農作物と太陽光パネルに分け合い、営農と発電を両立する仕組み。茅野市内での設置は初めてという。

田島さんは「農地は残したいが、(農業収入だけで)維持管理していくのは難しくなっている。売電収入で補っていきたい」と、事業に取り組むことにした。支柱の基礎部分に必要な農地の一時転用許可を県から受けて事業化。以前は水田だった約1500平方メートルの農地で、ブルーベリーの養液栽培をする計画だ。

施設は、架台5列に太陽光パネル計226枚を並べた。地上からパネルまでの高さは2.8メートル。架台は強度を考慮したアルミ製を採用した。発電出力は49.5キロワット。太陽光発電システム設置管理などのグッドライフ(岡谷市長地)が監修・設計を手掛けた。

パネル設置に伴う遮光率は土地面積に対して30%以下という。田島さんは日照条件がより悪い場所でブルーベリーを育て、事業を進める農地でも十分な生育が見込めると判断した。

営農型太陽光発電は農業経営の改善などの効果が期待され、全国的に徐々に浸透しつつあるという。同社の小泉翔建(しょうた)社長は「あくまで農業がメインで、農地を有効活用して太陽光発電を行い、安定的な売電収入を得ることで農業が魅力的になると思う」としている。ただ、一時転用の許可や3年ごとの更新が必要になることなどの条件があり、同社は普及に向け、こうした面の支援も行っていく。

見学会は両日午前10時~午後4時。問い合わせは同社(電話0120・786・018)へ。

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