毒沢鉱泉の研究を評価 清陵高2年生が奨励賞

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奨励賞を受賞した天文気象部地学班の2年生

諏訪清陵高校(諏訪市)天文気象部地学班の2年生4人が、千葉市で開かれた日本地球惑星科学連合2018年大会で、独自の研究を大判のポスターにまとめて発表し、奨励賞を受賞した。昨年から進めている下諏訪町の毒沢鉱泉に関する水質と地質の調査について説明した。班員たちは「研究が評価され、素直にうれしい」と語った。

地学班は柳澤良亮班長、釜田陽光さん、桃井義和さん、上條琢巳さんが所属する。毒沢鉱泉から湧出した温泉をもっと活用できないかと考え、昨年夏から研究を始めた。同大会は5月に開かれ、全国の高校から約80作品が寄せられた。大学教授らが審査し、奨励賞は7作品が選ばれた。

4人は、下諏訪温泉で使われている温泉の泉質と比べて、毒沢鉱泉から湧き出た温水は鉄を多く含んでいることに着目。同鉱泉周辺の沢や河川を流れる水を採取し、性質、成分などを分析した。地質調査で、地下を流れる熱水によって辺りに広く分布する安山岩が弱くなっていることが判明。「染み込んだ雨水に鉄が溶けだし、温水として湧き上がっているのではないか」と考察した。

ポスターには、地質調査を行ったポイントの地図と、地下の構造を分かりやすく示した断面図を使用した。見た人に内容が分かりやすく伝わるよう、簡潔な文章を書き加えた。当日は一般参加者や審査員らに、口頭説明も交えて発表した。

柳澤班長は「口頭での説明が難しく人に伝わるか不安だったが、評価につながってよかった。研究を進めて、地域の温泉利用に貢献したい」と話した。

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