岡谷蚕糸と連携企画展 東京農工大科学博物館

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諏訪式繰糸機のレプリカなどが展示されている企画展の会場=東京農工大学科学博物館

岡谷市の岡谷蚕糸博物館と連携協定を結ぶ東京農工大学科学博物館(東京都小金井市)で3月30日まで、連携記念企画展「繭から糸を繰る~技術の変遷と未来~」が開かれている。協定締結後、両館の連携による初の催し。製糸技術の変遷に焦点を当てた企画展で岡谷側からは製糸業の隆盛を支えた諏訪式繰糸機のレプリカや製糸工場で働く工女の仕事量が分かる資料など約15点を展示している。期間中の2月2日には両館関係者や研究者らによる記念シンポジウムもある。

協定は両館の連携による所蔵資料の有効活用や博物館活動の活性化などを目的とし、2017年12月に締結。今回の企画展は同大科学博物館の主催で開き、岡谷蚕糸博物館側は主に製糸に関わる展示で協力した。

展示は動力化以前の糸繰りから自動繰糸機に至る技術の変遷を紹介する内容。明治以降一大製糸業地として発展した岡谷からは、宮坂製糸所が所蔵する大正時代から昭和初期にかけて使用された諏訪式繰糸機のレプリカをはじめ、工女の1日当たりの仕事量を示す繭や生糸、当時の写真などを展示した。

岡谷蚕糸博物館は「岡谷の製糸業を知ってもらう良い機会」と歓迎。両館の連携により、今後「カイコの品種改良など東京農工大の強みや研究成果を岡谷で紹介することができれば」と期待している。

企画展は入館無料。日、月曜と祝日は休館(2月3日は臨時開館、1月18、19、25、26日、2月22、23日、3月12日は臨時休館)。公開時間は午前10時~午後5時。2月2日午後1時からは同大小金井キャンパスグリーンホールでシンポジウムがあり、岡谷蚕糸博物館の高林千幸館長がパネリストを務める討論会、同館学芸員の林久美子さんによる諏訪式繰糸機の実演などがある。

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