諏理大9号館起工 大学院と研究活動拡充向け

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9号館建設工事の安全祈願祭でくわを入れる右から今井茅野市長、唐澤理事長

公立大学法人公立諏訪東京理科大学(茅野市)は13日、大学院と研究活動の拡充に向けて構内に建設する新教育研究棟「9号館」の起工式を現地で行った。大学や諏訪広域公立大学事務組合、県議、施工業者から約50人が参加し、工事の安全と大学や地域の発展を願った。2021年度の供用開始を目指す。

9号館は鉄筋コンクリート造4階建て(延べ床面積2450平方メートル)で、2階と3階に既存棟への渡り廊下を設ける。教員や大学院生が利用する研究室や地域連携研究開発機構を配置し、大学院生の増加と研究活動の充実を通じて、地元企業の技術力向上や高度な専門技術を持った人材の輩出につなげる。

事業費は11億5000万円。財源のうち1億円を県が補助し、残りは組合の基金などを充てる。設計監理を諏訪総合設計(岡谷市)、建築工事をカネトモ(茅野市)、電気設備工事を南新電気工業(同)、機械設備工事を松澤工業岡谷支店(岡谷市)が担当する。建築工事は早ければ20年中にも完成の見通しだ。

諏訪6市町村でつくる同組合が設立した同法人は、昨年4月に公立大として再出発した同大を運営する。9号館の建設は教育研究の充実を図る基盤整備事業で、現在16人の大学院生(修士課程)を28年度までに75人程度に増やす考え。学生の大学院への進学志向が高いことから「9号館を受け皿にしたい」とも話す。

起工式で、同法人の唐澤範行理事長は「公立化1年目の学生が4年次に研究する場になる。公立大のミッションである地域連携研究や大学院生の研究の場としたい」と語り、同組合長の今井敦茅野市長は「(9号館が)大学の新たなスタートを象徴する存在となり、諏訪地域や長野県になくてはならない大学に発展して」と期待を寄せた。

業者を代表し、諏訪総合設計の宮坂正博社長が「ハイグレードな建物になる。これからの時代を担う有為な人材がどんどん出てほしい」とあいさつ。カネトモの伊藤進社長は「地元企業が一致団結して素晴らしい建物を造り上げたい」と決意を述べた。

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