中ア国定公園化へ事業展開 宮田村

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宮田村は来年度、中央アルプス国定公園化を見据え、中ア国定公園活用事業を展開する。村民にとって身近な中アへの愛着をより深め、その魅力を村民自身に広く発信してもらおう―と山岳写真家の津野祐次さんが中ア駒ケ岳などを撮影した写真集を発行し、村内全戸への配布を計画。6月に記念フォーラムを開催するなどし、交流人口の増加や産業振興にもつなげていく。

中アは今年度内に国定公園に指定される見通しで、村は独自に事業を企画している。19日に発表された2020年度一般会計当初予算案で、写真集の発行や記念フォーラム、村や駒ケ岳をPRするDVD制作などを含めた事業に844万円を盛り込んだ。

写真集は村が津野さんに依頼し、1年間かけて駒ケ岳や宮田高原をはじめ、村内を中心に撮影してきた。最大5000部を発行する予定で、中学校登山の事前学習の教材や村ふるさと納税の返礼品など幅広い活用を考えている。

記念フォーラムは6月13日に村民会館で開催。記念式典をはじめ、村ふるさと大使で歌手のさとう宗幸さんによる記念コンサートや村特産品の物販、パネル展などを行う。DVD制作では、小型無人機ドローンで駒ケ岳や村内を撮影。首都圏のイベントなどで上映し、村をPRしていく。

このほか、宮田高原キャンプ場にあり、現在はほとんど使われていない作業道約4キロをマウンテンバイクコースや遊歩道に整備する。整備後、中ア国定公園記念冠事業の一環でマウンテンバイクの大会開催を検討している。整備工事は122万円。

小田切康彦村長は「村民に知ってもらい、愛されることで中央アルプスの魅力が外に発信されていく」と強調。国定公園内で自然環境を厳格に保護する「特別保護地区」に触れ、「村が特別保護地区の70%以上を占めている。自然との共生も図っていきたい」と話した。

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