地元住民に感謝のチラシ 伊那市東部中生徒会

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地域とのつながりを大切にし、感謝のメッセージをつづるチラシなどを製作した伊那市東部中の生徒会

コロナ禍でも地域とつながろう-。伊那市東部中学校の生徒会は、温かく見守ってくれる地元住民らに向けて、感謝のメッセージをつづったチラシを製作した。新型コロナウイルスの影響で50年以上続く伝統行事「祖父母に感謝する会」が中止となり、住民に思いを伝える機会を失ったことがきっかけ。アルミ缶回収の協力を呼び掛けるチラシとともに各1100枚作製し、回覧板を使って中学校区の各家庭に届ける。

祖父母に感謝する会は、毎年9月に祖父母や地域のお年寄りを招待し、学年ごとの合唱や文化部の発表を繰り広げる交流行事。今年は密集を避けるために中止を余儀なくされ、日ごろからお世話になっている地域に感謝の気持ちだけでも届けよう-と考えた。学年運営委員会がチラシを発案。学級活動などで全校生徒からメッセージを募った。

チラシはA3サイズで、地域の人との触れ合いで感じた喜びや思いを紹介。「あいさつをすると、笑顔で返してくれて明るい気持ちになった」「自分の家の鍵を忘れたとき、家で待たせてもらいありがたかった」といった声が寄せられている。

委員長(14)は「発表する機会は失ったけれど、感謝の思いを形にした。これからも東部中を見守ってくれたらうれしい」と話す。

アルミ缶回収に関するチラシはA4サイズ。担当する奉仕活動委員会が製作した。生徒会の運営資金に充てるための取り組みだが、アルミ缶の買い取り額の下落や休校の影響を受け、目標額を大きく下回るという。委員長(15)は「生徒の力だけでは集まらずに困っている。地域の皆さんに助けてほしい」と呼び掛ける。

生徒会顧問の垣内孝康教諭(37)は活動を見守り、「ピンチをチャンスに変えて、地域とのつながりがより深まれば」と期待する。チラシは生徒会役員が市役所など4カ所に配布。市報の配布に合わせて各家庭に回覧するという。

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