海のごみ問題考える 諏訪で小口さん講演

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海のプラスチックごみ問題について解説する小口智徳さん

諏訪湖でも確認された微小なプラスチック「マイクロプラスチック」問題に理解を深めようと、「海なし県から考える海のごみ」と題した講演会が25日、諏訪市文化センターで開かれた。退職した県職員でつくる一般社団法人県親友会(長野市)が主催し、県諏訪親友会(諏訪市)が企画。岡谷市職員で諏訪湖浄化や湖畔のごみの調査に取り組む小口智徳さん(47)が講師を務め、約50人が聴講した。

小口さんは全国川ごみネットワークや下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会の理事を務める。海のプラごみ問題について「山に捨てたり、街のごみ箱からあふれたりしたごみも、川の上流から海へ流れている」とし、「ハワイなど海外にも日本のごみが大量に流れている」と説明した。

映像や写真を交えて、プラごみを食べて死んでしまった鳥など生物への影響も紹介。諏訪地方でもビニールひもを使ってモズが巣を作っていたといい、「足に引っ掛かってけがをする恐れがある」と指摘した。マイクロプラスチックを食べた魚が食物連鎖を経て、人間の体内に取り込む可能性もあり、経路は不明だが、日本に住む人の体内から既にマイクロプラスチックが検出された例も示した。

諏訪湖畔では「ごみが少なくなった」という声があるが、昨年の湖畔のごみ調査では細かなビニール破片などが多かったという。小口さんは「海に接していないから、自分は海ごみに関係してないとは言えない」とし、「ごみを拾っているだけでは減らないので、ごみを出さない方法を考えないと」と呼び掛けた。

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