国道20号諏訪バイパス 質問・意見に回答

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国土交通省長野国道事務所(長野市)は、9月に諏訪市と下諏訪町で実施した国道20号諏訪バイパス未着手区間(諏訪市四賀―下諏訪町東町、約10.3キロ)のルート・構造原案に関する説明会で参加者から受けた質問や意見に対する回答をまとめ、ホームページと諏訪市役所、下諏訪町役場で公表している。

説明会は9月14日から23日にかけて4日間、計6回開催し、延べ427人が参加した。質問と意見は計165件を受け付け、うち96件をホームページなどで公表し、個別回答を希望した69件は電話で説明した。公表分を会場別にみると、下諏訪総合文化センターが33件、諏訪市四賀公民館が27件、諏訪市文化センターが26件、下諏訪町老人福祉センターが10件だった。

回答内容は、工事着工や開通の時期については「できるだけ早期開通できるよう努める」とした。諏訪バイパスの必要性や効果を疑問視する意見には、交通混雑の緩和や交通事故の減少、集中豪雨などで現道が通行止めになった場合の地域分断、孤立の解消、地域産業の活性化や医療機関までの搬送時間短縮といった効果を挙げ、「計画段階評価でも道路の必要性を確認している」と回答。諏訪市は「中心市街地の活力再生の契機と考えている」とした。

地下水などへの影響を懸念する声には「環境影響評価法に基づき、各省令、技術手法も参考に、地下水など自然環境への影響について調査、予測及び評価を行っている。結果は環境アセス説明会で説明する」。地震対策は最大震度7規模の地震に耐える構造を検討するとし、「活断層は極力回避したルートを選定しているが、今後の詳細設計でボーリング調査を行い、周辺地域や道路構造の安全性に十分配慮する」とした。

トンネル掘削に伴う残土処理は「他の公共事業などで有効利用することを基本とするが、困難な場合は有償での処分を検討する」とし、ダンプの通行量は環境アセス説明会で明らかにするとしている。

長野国道事務所は取材に対し、「地下水などの自然環境や、騒音や振動などの沿道環境について心配される意見をいただいた。できる限り今後の計画に反映していきたい」と述べた。質問、意見への回答は、諏訪市と下諏訪町がそれぞれ発行する広報誌11月1日号にも掲載される。11月にはルート案発表に伴って変更する都市計画原案説明会が開かれる予定だ。

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