名産かりん砂糖漬作り大詰め 中央食品工業

LINEで送る
Pocket

大詰めを迎えたかりん砂糖漬」作り。砂糖で煮たカリンを手で広げ、上白糖をまぶす従業員ら=諏訪市の中央食品工業

諏訪市諏訪2の中央食品工業(伊藤泰輝社長)で、諏訪地方特産のカリン(マルメロ)を加工した「かりん砂糖漬」の製造が大詰めを迎えている。1949年の創業当初から続くロングセラー商品。作業場では、従業員たちが手際よく、諏訪の名産品作りを進めている。

下諏訪町赤砂産を中心に使用し、表面の毛羽と芯を取り除くのもすべて手作業。スライスした後、銅鍋で白ざらめと煮込む。実がオレンジ色に変わってから煮汁を切り、一片ずつ広げて上白糖をまぶして仕上げている。

年間を通して販売するが、製造はこの期間のみ。今月中旬から毎日作り、今期は例年より500キロ少ない約1トンを加工する。長い梅雨や夏の酷暑の影響で、生育が難しく実は小ぶりだという。伊藤社長自ら果実の水分量を見極めて、先々代から続く長年の勘と経験で砂糖の分量を調整する。

伊藤社長は「今年は新型コロナウイルス感染症の影響で製造数を抑えたが、諏訪の味として新作を待ち望む根強いファンも多い。手作業が多く、手間はかかるが伝統の味を引き継いでいきたい」と話していた。水で戻しケーキや寒天料理にも使えるという。

1袋190グラムで価格は650円(税別)。諏訪地方の宿泊施設やスーパー、中央道諏訪湖サービスエリアなどで扱う。問い合わせは同社(電話0266・58・0781)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP