初競り今年は抑え気味 諏訪市公設卸売市場

LINEで送る
Pocket

諏訪市公設地方卸売市場の初競りで青果を買い付ける買い受け人

諏訪市公設地方卸売市場の初市は5日、青果、水産物両棟で行われ、今年の取引が始まった。青果棟では初競りがあり、買い受け人たちが競りにかけられた商品を見定め、指で値を提示し、買い付けた。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、例年のような威勢の良い声は聞かれず、買い受け人たちの口にはマスク。声も抑え気味だった。それでも品質の良い野菜や花が並ぶと「いい出来だね」などとにこやかだった。

同市場で青果物の卸売りを行っている県連合青果諏訪支社によると、昨年11月から12月中旬ごろまで例年よりも暖かな日が続いたため、野菜の生育が良く、全般的に安値基調で推移。野菜は大根や白菜など鍋の具材の単価安が葉物野菜などにも影響している。果実は11月上旬の産地の出荷遅れが年末年始にかけて一気に供給され、ミカン、イチゴも安い傾向があり「例年は品目によって価格の高低があるが、今年はすべて安め。大変珍しい年」とした。

初市のセレモニーは両棟でそれぞれ行った。青果棟では同支社の守屋龍二支社長代理が「新型コロナウイルス感染症は宿泊、飲食業の経営に大きな打撃を与え、その影響で大変厳しい状況が続いている。今年はコロナ禍であっても前に進める年にしたい」とあいさつ。水産物棟では丸水長野県水と三印が合同で行い、三印の柴田照夫社長は「コロナ禍の苦しい1年となるだろうが、皆さんとともに一丸となって乗り切っていきたい」と述べた。

おすすめ情報

PAGE TOP