イルフ童画館で「諸星大二郎展」24日から

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全国に熱狂的なファンを持つ諸星大二郎さんの原画などを並べた展覧会

岡谷市のイルフ童画館で24日から、「妖怪ハンター」「西遊妖猿伝」などで知られる漫画家・諸星大二郎さんのデビュー50周年を記念した展覧会「諸星大二郎展 異界への扉」が開かれる。代表作の原画約230点を中心に、作品世界に関わりの深い美術作品や民俗資料などを合わせて展示。幅広いジャンルにわたる諸星作品の世界観を味わえる。

諸星大二郎さんは1949年生まれ。70年「ジュン子・恐喝」で実質的なデビューを果たし、74年「生物都市」で第7回手塚賞を受賞。独創性の強い画風とも相まった独特な世界観で、多方面からの支持を集めている。

会場は民俗学・考古学、中国の神話など作風のジャンルごと8章に分けて展示した。諏訪地方の文化を取り上げた作品もあり、「孔子暗黒伝」(78年)は諏訪湖に大きな穴が開き異世界への入り口となる場面の原画を紹介。「暗黒神話」(76年)に関しては原画とともに、作中に描かれている茅野市尖石縄文考古館所蔵の縄文土器「蛇体把手付深鉢形土器」、モチーフとなった富士見町井戸尻考古館所蔵の縄文土器「竜蛇の神(深鉢形土器破片)」のそれぞれ現物を展示している。

漫画のカラー原稿やタブロー画、今回書き下ろした鉛筆画「アマビエ姫の上陸」なども並んでいる。

50周年記念の展覧会は全国5カ所を巡回する計画で、同館が2カ所目となる。同館は「幅広い知識が作品に生かされていて、どれを取っても楽しめる。原画を見ることができる機会は貴重なので、ぜひ見に来てほしい」と来館を呼び掛けている。

展示替えを挟み、前期は2月16日まで、後期は2月18日から3月13日まで。同時開催は「武井武雄の漫画とペン画展」。開館時間は午前10時~午後5時。水曜休館。問い合わせはイルフ童画館(電話0266・24・3319)へ。

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