”里帰り”の出土品も 辰野美術館で展示

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沢尻東原遺跡の深鉢形土器などが飾られている出土品展

辰野町荒神山公園の辰野美術館で、県埋蔵文化財センター(長野市)による縄文時代の遺跡の出土品展「掘るしんinたつの2021」が開かれている。同センターが発掘調査を手掛けた沢尻東原遺跡を中心に、町内7カ所の遺跡で見つかった土器など約60点を展示。約5000年前の先人へと結び付く、太古の歴史ロマンを伝えている。

欠けた底部を除いてほぼ完全体で出土した、高さ約60センチの深鉢形土器をはじめとする大型土器がずらり。つややかに研磨された石斧、表情豊かな土偶の顔や体部分なども並べてある。

同町北大出で約1・8ヘクタールの広大な土地を発掘した沢尻東原遺跡の土器は、渦巻紋様のある焼町式、円筒型でくびれのある井戸尻式が並ぶ。特徴の異なる土器や住居跡と絡めて、南北地域の集落が繰り 返し交流していた―との専門家の研究報告にもつながった。

同館の川島周学芸員は「5000年前に生きた先人たちの暮らしに思いをはせて楽しんでほしい。特に沢尻東原遺跡の出土品は期間限定の里帰り展示なので、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。

18日まで。午前9時~午後4時30分。月曜日休館。入館料大人300円、高校生以下無料。問い合わせは同美術館(電話0266・43・0753)へ。

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