西伊豆町を舞台にした短編映画「お屋敷の神様」のロケでの思い出を語る源田さん

下諏訪町出身の源田さん 監督5作目の映画

2024/04/06 06:00
文化

下諏訪町出身で映画監督、プロデューサーの源田泰章さん(42)が静岡県賀茂郡西伊豆町を舞台にした短編映画「お屋敷の神様」を制作した。監督としては5作目。20、21日に沖縄県で行われる沖縄国際映画祭で20日に上映される。

 

映画「カメラを止めるな」で監督を務めた曽根剛さんとの共同監督作品。俳優の三戸なつめさん、お笑い芸人の石井ブレンドさん、間寛平さんらが出演する。西伊豆町に赴任してきた学校教師の町田トオルと町田が生活する教員住宅の付喪神のハナちゃんとの心温まるファンタジー映画。昨年12月上旬に撮影した。「日本の夕陽百選」にも選ばれた大田子海岸をはじめ、学校、古民家、漁港などで撮影し、町民約50人がエキストラとして参加した。

 

源田さんによると、作品の後半の大事なシーンを撮った大田子海岸が思い出深い場所だったという。「美しい夕日が見られるかどうかは天候次第。また、夕日が見られたとしてもその時間は思っている以上に短い。そうした難しい条件の中での撮影だったが、本当に美しい夕日のシーンが撮れた」と振り返った。

 

源田さんが制作した作品の沖縄映画祭での上映は千曲市などで撮影した2019年の「透子のセカイ」以来で5年ぶり。源田さんは「忙しい毎日の中で忘れてしまいがちな大切なことを感じてもらえるような映画になったと思う」と話していた。

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