合同会社オフィス日向（茅野市玉川）は２６日、海外メディアを招待して視察してもらうファムツアーを下諏訪町で行った。米国のニュース専門チャンネルＣＮＮのインドネシア支社からディレクターのアルディナ・ユニタカルティカサリさんら２人を招き、諏訪大社下社秋宮と下諏訪宿本陣を見学。諏訪地方の観光地の魅力を紹介した。

ツアーは同社が展開するインバウンド活性化事業の一環。オフィス日向代表の日向真樹さんがインドネシアにオープンした屋内の雪遊び施設に関わった経緯から実現した。雪が降らない東南アジアではスノースポーツの人気が高く、前日にはまだ雪が残る白馬岩岳スキー場（北安曇郡白馬村）などを視察。下諏訪宿本陣では２８代目当主の岩波尚宏さんがたてた抹茶を味わいながら”中山道随一の名庭園”と言われる庭を眺め、日本の文化を体験した。

アルディナさん（４５）は「日本の古き良き文化はインドネシアの歴史好きな人に喜ばれると思う。ＣＮＮには旅番組もあるので、諏訪地方の観光名所を紹介する企画を提案したい」、日向さん（４７）は「インドネシアの首都ジャカルタは経済成長が著しく海外旅行者が増加中で、訪日に期待が持てる。日本への興味も大きく、視察で手応えを感じた」と話した。

２７日はビーナスラインや車山高原の視察を計画。桜が満開の蓼科山聖光寺で花見も予定しているという。