2024年5月8日付

2024/05/08 06:00
八面観

静岡県内で2019~23年の5年間にごみ出し途中に発生した死亡事故が少なくとも6件あったという。決して少なくない件数だろう。ごみ出しの場所の立地や安全確保策が課題になっているらしい▼80代の女性がごみを出すために道路をわたっているときにバイクにはねられたなど6件中5件が道路横断中の事故。いずれも横断歩道上ではなかったという。こうした問題は静岡県だけの話ではないだろう。ごみ出しは朝の時間帯だ。ごみを出す側も、車やバイクで通勤などをする側も急いでいることが一因とも考えられる▼ごみ出しの場所は自宅から近い場所にある。私も道路を横断するが、あまり交通安全への意識が薄かった。短時間の作業だからといって油断をすると重大な事故も起こり得るのだと認識を改めた▼地元の自治体にペットボトルやアルミ缶、段ボール、紙類などを分別して出せる民間運営の「リサイクルステーション」がある。そこには10台程度の駐車スペースがあり、多くの人が利用している。両手がふさがっていても道路をわたることはなく、その面では安心。だが、普段燃えるごみを出す場所には駐車スペースの設置は不可能だ。互いに気を付けるしか対策が思い浮かばない▼思わぬ場所で思わぬ事故に遭うケースは珍しくない。新生活や新学期が始まって1カ月余。”慣れ”が出てくる時期でもある。改めて気を引き締めたい。

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