湖岸から16メートル先の桟橋の先端に立つと、白樺湖 の穏やかな景色と解放感が味わえるフリー桟橋

白樺湖畔に新エリア レイクサイドパーク

2024/04/21 06:00
社会

茅野市郊外の白樺湖などでリゾート事業を展開する池の平ホテル&リゾーツ(立科町)は、湖畔の新エリア「レイクサイドパーク」を新たに整備し20日、竣工式とオープニングセレモニーを行った。湖岸から十数メートル突き出た桟橋で湖面と山々の景色を楽しみ、湖水浴もできる。矢島義拡社長は「北欧では多くの人が湖畔の桟橋でプライベートな時間を楽しんでいる。私たちは日本のレイクリゾートをこの地で具現化し、先駆けとなりたい」と語った。

 

昨年12月から今年2月にかけて4基の桟橋を新たに整備し、既設を加えた5基にさまざまな機能を持たせた。

 

「グリル桟橋」では湖畔でバーベキューが楽しめる。「サウナ桟橋」にはテントサウナを設置。温まった後は湖に入り、体を冷やして整える。「ロング桟橋」には湖岸から15メートル突き出た桟橋でたき火台とアウトドアタイプの椅子を用意。思い思いに過ごしてもらう。「SUP(サップ)桟橋」では自転車型パドルボートに乗り、桟橋から湖面に飛び出す。

 

これらの有料桟橋に加え、入場無料で景色などを自由に見て楽しむ「フリー桟橋」も整備した。湖岸から12メートル先に伸びる桟橋と縦・横が4メートル・16メートルの桟橋をつなげたT字型で、解放感にあふれた雰囲気。

茅野、立科両市町長らが参列して行われたテープカットのセレモニー

20日は竣工式の神事に続き、テープカットのセレモニーが行われ、参列者が湖畔のほとりで楽しむリゾート空間の魅力に触れた。矢島社長は「多くの皆さんの理解と協力のおかげで湖水浴を実現することができ、親水性の高いプログラムをお客様に提案できるようになった。桟橋の先に立つと、白樺湖が持つ独特の美しさや先人が守ってきたを風景を感じてもらえると思う」と話した。

 

同日は湖畔の遊園地「白樺リゾート池の平ファミリーランド」が今季の営業を始めた。

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