駒ケ根市は今年度、登山者の安全や利便性を高めるため、中央アルプス檜尾岳(2728メートル)に登る檜尾登山道を整備する。市が避難小屋を増改築し、2022年にリニューアルオープンした山小屋・檜尾小屋の利用が伸び、檜尾登山道を使う登山者も増えていることから、階段やはしごを新設、更新する。事業費として350万円を計上している。
檜尾岳は、百名山の駒ケ岳と空木岳を結ぶ縦走路の中間に位置する。小屋は檜尾岳山頂近くにあり、中アの国定公園化を契機に、縦走する登山者の利便性向上や安全確保を図る狙いで既存の避難小屋を改修。新たに木造平屋建ての小屋を増築し、管理人が常駐する山小屋としてリニューアルした。近くにはテント場も新設した。
営業は7月上中旬から10月上旬まで。市商工観光課によると、昨年の利用者は1488人(宿泊594人、テント場894人)で、前年の1・5倍となった。天候に恵まれたほか、小屋の認知度が高まっていてリピーターも多かったという。
これに伴い、縦走路だけでなく、麓の檜尾登山口から延びる登山道の利用も増えた。だが、檜尾登山道は一部が老朽化していて補修を計画。シャクナゲのピークから檜尾小屋までの間で、傷んだ階段やはしごの更新、急登や崩落個所における安全確保のための設備の新設など十数カ所の整備を予定している。
整備は9月に始め、10月中旬に終える計画。自然環境に配慮し、木製の設備とする予定だ。同課は「安心安全を確保し、登山を楽しんでもらえるようにしたい」としている。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
第50回信州書道展 紙面PDF
長野日報の紙面PDFをご覧いただけます
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2026年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
富士見町長選 新人渡辺氏が出馬表明 桑園拡大へ用地確保 岡谷市の三沢区民農園 富士見町長現職の名取氏 任期満了で引退へ 伊那で撮影、映画「かくしごと」 7日全国公開 光の乱舞に期待 辰野ほたる祭り6月7日から 諏訪大社と金剛峯寺が懇談 権宮司が公式表敬 武田さん スノーボード最年少強化指定選手に 限定ウイスキー堪能 マルス駒ケ岳蒸留所祭り 「音楽の都」ウィーンで学んだ高校生が成果発表 地方創生伴走支援スタート 担当官が岡谷視察日付で探す