県と岡谷、諏訪、下諏訪の3市町が整備を進めた「諏訪湖サイクリングロード」の全線開通記念式典が20日、諏訪市内で開かれた。関係機関・団体から約60人が出席し、全線約16キロの開通を祝い、健康増進や観光誘客など多方面への効果を期待。ロードを生かした地域振興に向けて決意を新たにした。大勢の住民や観光客が風光明媚なコースを自転車で走行し、湖周各地での記念イベントも楽しんだ。
ホテル紅やで開いた記念式典で、阿部守一知事は「楽しんでいただける諏訪湖へ、大きな一歩を踏み出すことができた」とあいさつ。地域や関係者の協力に感謝し、「諏訪湖を核とした地域振興に全力で取り組む。世界から人を呼びたい」と意欲を示した。
間欠泉センター前に移動してテープカットを行い、知事や3市町の首長、県PRキャラクター「アルクマ」の拍手に見送られながら、自転車に乗った子どもらがペダルをこぎ出した。湖周12カ所に整備する休憩施設「スワレイクサイドオアシス」の一つで、諏訪市が同センター前に整備した施設もお披露目された。
湖面や周囲の山々、名残の桜を眺めながら、自転車でのぐるり諏訪湖1周を楽しむ家族連れも。父親、姉と3人でサイクリングを楽しんだ茅野市玉川小学校5年の児童(10)は「道がきれいで景色もきれい。風を切って走るのが気持ちいい」とうれしそうだった。
県と3市町で担当の区間を決め、2018年度以降、順次着工。整備完了区間から順に開放し、今月1日に全線がつながった。事業費は約21億8000万円。国交付金を受けて進めた。進行方向を示す路面標示や案内看板なども付け、ゴムチップ舗装のジョギングロードも再整備した。
記念イベントとして、下諏訪町はスポーツ自転車体験会を開催。元プロ選手でサイクリストマツザワ(同町)スタッフの三谷寛志さんが乗り方を指導した。「おかやキッチンカーフェス」が21日まで開かれる岡谷市の岡谷湖畔公園ではe-バイクの試乗会が行われた。
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