ゴンドラ停止を想定した訓練でゆっくりと乗客役を地上に降ろす富士見パノラマリゾートの救助班員

富士見パノラマリゾートでゴンドラ救助訓練

2024/04/23 06:00
社会

富士見町の富士見パノラマリゾートは22日、グリーンシーズン(春~秋)の営業開始を前に、ゴンドラリフトの停止を想定した合同救助訓練を行った。同リゾート救助班員や諏訪広域消防本部特別救助隊、茅野署員ら約50人が参加。ゴンドラに残された乗客を安全に地上へ降ろす手順を確認し、26日から始まる営業に備えた。

 

関係機関との連携強化を目的に毎年、春と冬の営業シーズン前に実施。電気トラブルにより2基が途中停止し、計5人の乗客が閉じ込められた想定で行った。

 

訓練はリゾート救助班と特別救助隊に分かれて実施。両隊ともリフトの支柱に登ってロープを索条に掛けて移動させ、ゴンドラが揺れないよう地上から慎重に登って乗り込んだ。乗客役には「安心してください」などと声を掛け、ロープを徐々に緩めるよう意思疎通を図りながら、ゆっくりと1人ずつ降ろしていた。

 

訓練を見届けた雨宮育英索道係長は「お客さまが安心安全に乗ってもらえるよう、訓練は続けていく。初めての班員もいたが、今後経験を積んでもらいたい」と話した。

 

26日にはマウンテンバイクのコースも一部オープン。入笠湿原の花々も見頃を迎えていく。

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