バレーボールＶリーグ男子１部（Ｖ１）の日本製鉄堺ブレイザーズ（大阪府堺市）に今年度入団した伊那市坂下出身の上村琉乃介さん（23）が13日、市役所に白鳥孝市長を表敬訪問した。中学生の頃から抱いていたプロ選手になる夢を実現。今後の活躍に向けて抱負を語った。

上村さんは小学校５年生からバレーボールを始め、伊那中学校、日本航空高校（山梨県）、東京学芸大学（東京）と競技人生を歩んできた。中学生の時にはクラブチームで全国大会出場を果たし、全国都道府県対抗中学大会の県選抜メンバーにも選ばれた。高校時代は全日本高校選手権大会などに出場した。

日本製鉄堺にはスカウトを受けて入団した。ポジションはオポジット。身長は１８６センチながら、最高到達点が３メートル52センチというジャンプ力を生かした攻撃、スパイクサーブなどが強みという。

上村さんは故郷の伊那市にちなんで「17（いな）」にした背番号を白鳥市長らに披露。憧れの世界に飛び込めたことを喜びつつ「ここで満足せず、自分のスキルアップやチームの勝利への貢献ができるよう頑張りたい」と意気込みを話していた。