下諏訪町東山田の元教員、増沢宏基さん(81)が、自身のエッセーや小説、詩、俳句などをまとめた著作「わが文学―増沢宏基作品集―」を発刊した。大学時代から近作まで約180作品を掲載し、「文学の集大成」として仕上げた。
増沢さんは37年間の教員生活で主に障がい児教育に携わった。茅野市玉川小学校の校長を最後に退職。その後、下諏訪町社会福祉協議会会長などを歴任した。
中学時代から、小説家で詩人の中野重治(1902~79年)に傾倒。高校時代以降に作品を作り始めた。今回の著作には大学時代の小説「半面」をはじめ、自らの人生に重ね合わせた小説「二枚の絵」などを収録。都内の自宅を訪問するなど交流のあった中野に選んでもらった詩集「秋の蝶」も収めた。自宅近くを流れる砥川を題材にした詩もある。
高校時代の文学部顧問、新津治通さんが跋文を寄せている。タイトルは中野の作品「わが生涯と文学」から着想を得た。
自らの原体験を基に文学に向き合ってきたという増沢さん。「文学の集大成として残しておきたかった。興味のある人に読んでもらえればありがたい」と話している。
286ページ。鳥影社から出版した。平安堂諏訪店などで販売している。価格は1800円(税別)。
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