カラマツ林が水面に映った御射鹿池=24日

「なぎ」の湖面に新緑映る 茅野市の御射鹿池

2024/05/25 06:01
地域

茅野市奥蓼科のため池「御射鹿池」が、ほとりに生えたカラマツ林が一斉に新緑に染まり、初夏の様相を呈している。24日は風も穏やかで、「なぎ」の時間が訪れると鏡面のようになった湖に山あいの木々が映り込み、日本画家の東山魁夷(1908~99年)が、このため池をモチーフに描いた「緑響く」で表した、幻想的で詩情豊かな風景が再現された。

 

長野地方気象台によると、この日の諏訪の最高気温は26・7度を記録。平年より4・1度高い7月上旬並みの暖かさとなった。池のほとりを散策する観光客の中にも半袖の人が多く見られ、水辺の景色を眺めて涼を取ったり、湖面を撮影したりして楽しんでいた。

 

神奈川県から旅行で訪れた村田邦久さん(74)は「緑が美しく、静かでとても良い所。来て良かった」と笑顔で話していた。

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