上伊那地域の企業でつくる伊那職業安定協会は27日、高校3年生が地元の企業を見学する産業視察を行った。上下伊那と岡谷市の高校12校から前年より15人多い368人が参加。同協会の会員企業のうち製造と建設、福祉、卸・小売の36事業所を分散して訪ね、地元で働く大人たちの仕事ぶりを垣間見た。
7月1日から始まる求人票公開に合わせた取り組み。上伊那地域の産業実態に認識を深め、進路選択に役立ててもらうため年1回開いている。生徒たちは18班に分かれ、2社ずつ訪問した。
創業100年のニシザワ(伊那市日影)を訪れた生徒約30人は、同社が展開するスーパーストア事業と、ブックオフなどのフランチャイズ事業、焼肉屋さかいといった飲食事業、書店や教科書販売のカルチャー事業に理解を深めた後、ベルシャイン伊那店を見学。従業員の説明を聞きながら、店内をはじめ、商品を保管するバックルームや鮮魚調理室などにも足を運び、働く人たちの動きを目で追ったり、メモを取ったりした。
同社は来春10人程度を採用したい考え。基幹産業の製造業の採用意欲が高まっていることから、人材確保に苦戦しているという。人事総務部の酒井芳夫係長(43)は「『地元の生活を支えている』という誇りを持って働いている人がたくさんいます。お客さまの声を聞き、最適な商品を並べることで、『ありがとう』と言っていただける。その喜びを積み重ねていくことがニシザワの仕事です」と語り掛けた。運送業への就職を目指しているという生徒は「100年企業はすごい。平日休めるのは魅力ですね」と話していた。
ハローワーク伊那(伊那市)によると、3月末現在の高校新卒者求人数は752人(前年同期比22人減)だった。求職者数は332人(19人増)で、就職内定率は98・8%(2・6ポイント増)。企業による選考と内定は今年も9月16日から始まる。
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