茅野市豊平広見にあるカフェ＆セレクトショップ蓼科トライアングルで、店舗裏の畑に植えているシソ科の多年草「キャットミント」の花が見頃を迎えている。平年より10日ほど早いが、昨年と同時期。間近に八ケ岳を仰ぐ標高１１３０メートルの高原をラベンダー色に染めている。

同店は「森の静けさの中でくつろげる空間を」と２０１３年４月オープン。キャットミントの花畑は６年前から造り始め、スタッフの知人の地元業者に植栽管理を委託。年々、株の数や大きさを増し、約２７００平方メートルに２５００株が広がる。

山の天気は変わりやすいが、晴れ渡れば青空と山、キャットミントが一体となった絶景が楽しめ、アマチュアカメラマンも訪れる撮影スポットになっている。地元の年配男性は「森が深くホトトギスやカッコウ、オナガの鳴き声が聞こえる気持ちのいい場所。今年のキャットミントも見事」と目を細めていた。

小池利恵店長は「ベンチもあるので自由にのんびりと眺めてもらえたら」と話す。水、木曜日定休。