上伊那の中2西駒登山 8月末までに14校

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昨年7月21日、上伊那地方のトップを切って中ア駒ケ岳を目指した西箕輪中の生徒たち。今年の西駒登山は11日の中川中からスタートする

上伊那地方を中心とする中学2年生が中央アルプスの主峰駒ケ岳(2956メートル)を目指す学校登山は、今年は7月11日の中川(中川村)から始まる。南アルプスを目的地とする高遠、長谷(いずれも伊那市)を除き、木曽地方の木祖(木祖村)、日義(木曽町)を含めた14校、計1875人が8月末までの入山を予定している。宿泊は春富(伊那市)のみ。全中学が往復ロープウエー利用の行程を計画している。

学校登山を取りまとめる西駒ケ岳登山事務局(宮田村宮田中)によると、今年は中川を皮切りに7月中に上伊那地方の9校と木曽地方の2校が実施。夏休み明けの8月下旬にかけて上伊那の3校、同29日の宮田が最後になる。

例年は、山小屋に宿泊し徒歩やロープウエー利用など、体力に合わせた選択制やコース別山行を各校が独自の方法で実施。しかし新型コロナウイルスの感染拡大に伴い山小屋の宿泊定員が縮小されるなどしたため、特に大規模校は宿泊が難しく、全体にロープウエー使用による日帰り行程が定着した。

今年度唯一、宿泊を予定する春富は、宝剣山荘と天狗荘の2施設を利用する。

事務局の古村淳仁宮田中教頭は「今回は全校がロープウエー使用になり、天候に配慮した日程となった。生徒たちには地元によい山があるので1回は登り、違う世界があることを感じてほしい」と話している。

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