「寒晒しそばビール」開発 7店で提供

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献上寒晒しそば用のソバの実を原料に使用したビールを手にする宮坂会長(左)と齋藤社長

茅野市内のそば店6店でつくる「八ケ岳蕎麦切りの会」(宮坂新一会長)とクラフトビール製造販売のエイトピークス(同市北山、齋藤由馬社長)は、今年1月に仕込んだ献上寒晒しそば用のソバの実を原料に使用したビールを共同開発し、12日に発表した。寒晒しそばの販売が始まる14日から加盟6店と今月下旬開店予定の1店(諏訪市)の計7店で提供する。限定500本。

寒晒しそばの魅力と話題性を高めようと3年ほど前から温めていた企画で、昨夏から開発に着手した。八ケ岳西麓産のそばの味わいと景観に加え、寒晒しそばにちなんだビールの組み合わせで訴求力を高める。宮坂会長(55)によると、そばと地酒の組み合わせは他地域でもあるが、そばと地ビールの組み合わせは珍しいそうで「一歩先行く差別化が図れる」と自信を見せる。

共同企画のビールは原料となるホップの青草のような香りを生かしながら苦みを抑え、フルーティーな味わいに仕上げた。アルコール度数は6.5%でビールとしては高め。ラベルはそばを仕込んだ真冬の清流や寒風、雪の結晶などがデザインされている。

330ミリリットル入りで価格は850円。物販は行わず、味わえるのは7店のみ。宮坂会長(55)は「お勧めするに値するビール。献上寒晒しそばとともに味わってほしい」と語り、齋藤社長(33)は「寒晒しそばと寒晒しそばビールを味わう体験をこの地を訪れて楽しんでほしい」と話していた。

寒晒しそばビールの提供店

・勝山そば店(茅野市金沢)・呉竹房(茅野市米沢)・長寿更科(茅野市米沢)・遊楽庵(茅野市北山)・朝日ケ丘(茅野市北山)・やまなみ(茅野市北山)・麺乃雫(諏訪市中洲)

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